経営者の考え方を学びたく、私は信頼のできるご年配のメンターの方の紹介で、

個人事業主としては高額な8万円ほどのセミナーを受講した。

(中小企業庁が定める、経営革新等支援機関になるための講習セミナーであったが、

その講習を通して、ザルハタの経営革新計画書を作成することにより、

経営マネジメントについて”気づいて”もらいたい思惑が私のメンターさんにはありました)


結論から話をすると、世界の大枠全体感から考えると、

人一人の出来ることは、そもそも非常に限られており、

その限られた”時間”こそが大切だと考え、

”時間”に対して惜しみなくお金を払うことを経営者は選択すると言うこと。

あなた(ザルハタ)は、なんでも自分でやろうとすることがそもそもの問題であり、

それ故に個人事業主であっても、経営破綻のリスクが大きくなる。

いかに楽をするか、やらない様にするにはどうすべきかについて、

お金のみならず、時間の概念を考慮することが経営手腕として

ザルハタに足りていない思想だと指摘を頂きました。


私は自社製品開発を模索しておりましたが、経営における戦略、戦術より以前に、

世間的認知の無い自社ブランド製品を世間に浸透をさせるには、

4大経営資源のハードルの高さも含めて、かなりの「労力とリスク」が発生するため、

本当にそのようなことを行いたいのであれば、企業としてのステップアップが必要である。

それよりも個人で自由に行うことにこだわるのであれば、

既に世間的認知や浸透が成されている製品である、自動車やバイク等において、

ザルハタさんが真剣にバイクレストアが好きで得意だとすれば、

今まで培ってきた機械設計の経験を活かして、

「物理と理論に基づく設計根拠による信頼性を売りにしたバイクビルダー」という道を

選択するのも一つではないかと考えるのが良いのではなかろうか。

この場合は、顧客の満足度の要望をオーダーメイド製品として一つ一つ叶える為

(顧客思考型)に、大企業の量産品では、現状は対応が困難であり、

なおかつ、旧車(鉄の無骨さ、内燃ガソリンエンジンの鼓動感)の魅力については、

目まぐるしく発展する技術の日進月歩を追い求める必要性は無く、

ザルハタさんの企業(個人事業主)の発展と衰退の期間の僅か20〜30年ほどであれば、

ターゲット層を明確化すれば、なんら問題ないのではないかと推測する。

ファンの要望やワクワク感を満たせば、一つのビジネスとして

成り得る価値があるのではないかとのアドバイスを頂いた。


また、そもそも、to Bビジネスよりto Cビジネスの方が圧倒的に「楽」である。

あなた(ザルハタ)はすでに大手企業商社のセールス部門に対する

困りごと解決を行なっている実績から、その困りごと解消を他社にも波及をさせる為に、

動画によるEラーニング方式として、システムを構築し、

営業リストを外部企業に作成してもらうことで対応するのが、

1人でやり切らない手法と、「楽」なビジネス方式とするやり方が

残されているではないかとの話を頂いた。

そうすれば、2時間程のEラーニング動画を視聴して頂き、

その後の30分ほどの質疑応答のみで対応すれば、工数低減に繋がり、

気を回せる時間のゆとりが出来れば、

より多くの方達の困りごとを解消出来る時間に

費やせると考えるのが良いのではないでしょうか。

とのこと。


私は、正直、高額なセミナーの価値について、今まであまり理解を示していなかった。

無料及び低額セミナー、書籍などはあくまで世間・全体一般論を示すことが多い内容で、

自身の経験や人生観に響く内容は精々1つ或いは2つほどの僅かばかりで

情報を自ら組み合わせて理解をする「時間」を費やしていた。

私個人が「今、現在に」本当に困っていることに対して

ピンポイントで経営の問題点を客観的に見てもらえれるとは思っていなかった

経営者や決済者は、自分達の時間や経験を買う為に、

知識、アドバイスをお金を出して買う必要性を「十分に熟知している」方が

存在するということを私は理解した。

自身の設計経験スキルについてもまた、

例えば、製造業の設計ツールを作成した会社さんが、

お客様先の設計部門の決済者にどのように販売をすれば良いのか、

また、お客様先の設計者の要望を的確に汲み取り・認識をする為には

どうすれば良いのかのニーズに応えるビジネスの検討をする必要が

出てきたのかもしれない…


いずれにしても、全てを自分自身でやろうとしない…

まずは、シンプルに私が本当にやりたい事を絞って削ぎ落とすことから始めようと思う…