製造•加工現場のイメージを持つためには展示会を活用しない手はありません。

特に、各社ブースでは自社製品のアピールをする為に様々な事を教えてくれます。

設備•金型設計者の方たちは電子カタログが普及してきている昨今でも、

ご相談をすればまだまだ書籍カタログを

自宅郵送して頂くことが可能な会社さんが多数あります

そこから各種選定ポイントを展示会終了後にゆっくりと

技術営業の方からヒアリングをすることが可能です。

手元に書籍カタログがあると、いつでも簡単に情報整理をしながら

見返せる利点があります。

情報過多な昨今により、何をどの様に情報の取捨選択をすればよいかわからない方には、

打ってつけではないでしょうか。

(私が古い人間なだけで、若い方は書籍よりも電子カタログの

有効的な方法を知っているかもしれません。)

その様に一つ一つ、会社業務で取り組んだことがない設計業務内容でも

肌で体感しつつ経験を積むことが可能だと思います。


製品設計者の方たちは展示会ブースを回っている様子が中々見られない印象です。

自身の業務内容と展示会ブースの内容がどの様に関連性があるのか

イメージが持てない設計者の方も多いのではないでしょうか。

んな製品設計者の方におすすめのブース見学方法は、

まずは、全体ブースを見渡した際に、実際の工場で稼働している

「設備加工をコンパクト(あるいはそのまま量産可能な状態)」にして

実演アピールしているブースがあります

細かいことは一旦置いておいて、設備製作をするためには、

一つ一つの部品の集合体で出来ていることのイメージをもち、

観察をしてみては如何でしょうか。

よく観察をしてみると、各種部品のメーカーが、

各々のブースで売り込みをしているのだなということに気がつくと思います

もしイメージを持てない場合でも設備の中で気になった部品が“1つ“あれば、

その部品を取り扱っているブースが概ね展示会内で出展されていますので、

そのブースで「この部品はどの様なものなのですか?」と

素直に聞けば丁寧に教えてくれます

その繰り返しで、なんとなく設備全体感イメージを持てたら、

板金部品製品設計者は、順送加工の打ち抜き材を持参出展しているブースを訪れたり、

樹脂部品製品設計者は、コア•キャビティの金型屋ブースを訪れてみるのが

良いかもしれません。

全体感がわからずに部分部分でなんとなくブースを見ていても、

各ブースがどの様なものを持ち込んでアピールしているのかポイントを理解できておらず、

なかなか腹落ちしない若手設計者が多いように感じます

展示会前にyoutuve動画などで設備全体像を予習してから、

部分部分を見に行くことも良いと思いますので、ブースを訪れる際には、

自身で見る部分のテーマを考えてから行動してみては如何でしょうか

一回の展示会で理解するのは困難です。

何回も通う事で、全体感把握から自身の仕事内容を見返してみることをおすすめします。


「あなたの工場はまだまだ進化出来ます」

 機械設計士である私と協業をすれば...