私の様な駆け出しの経営者でも、

例えば税理士や社外広報の方達に仕事のご依頼をさせて頂いております。

また、必要に応じて海外エンジニアの方に作図のご依頼もしております。

(非常に頼もしくも気が合う方ばかりで本当に助かっております。)


まず、ご依頼をさせて頂く時の「私なりの基準」について、

①雰囲気 ②落ち着き ③言動 が私の目指すべき姿で、

また欲する部分でもあり重要視している項目になります。

専門性や理屈/理論に基づく行動についてはさほど、重要視しておりません。

正直なところ、仕事の能力的に100点満点どころか、

70点程の仕事が出来ていれば良いとさえ考えてます。


ここで、「身銭を切る」ことに対して、

「真剣さ」「(支払うことに対する)お金が出る痛み」が

会社員の時より経営者になった時の方が、もの凄く大きく感覚的に響きます。

(小さな物事を”決める”場合でも、一方からではなく、

 多方面から視野を広げて検討しなくては、

 どこかに不都合な問題発生のしわ寄せが来ないかを慎重に確認検討と想定をしています

この感覚的に響く事柄に対して、

(例えば従業員の方が)ご提案意見をする際に

「正論」より「共感、感情」を伴った意見を交えないと、

経営者判断の上で意見が響くことはなく、

正論が選ばれることが限りなく少ないことが身を持って理解しました


私たち設計者は、理屈/理論(設計思想)に基づいて、4力学で机上計算を行う事から、

まさしく、「正論」を仕事の根底に置きがちで、もはや職業病に近い感覚があります。


製造業とは異なる異分野に視野を広げてみると、

例えば、医療業界の看護師さんの患者さんに対するケアや心理カウンセリングの方など、

「正論」ではなく「共感力」が高く

重要視されている方達が活躍されているように感じます。


私は今後、折角 経営者になったのだから

そのような方達から学ぶ機会を持つように行動をして、

一つの人生の道標にしていきたいと感じてます。

製造業に属していながらも、ずっと人と人との間柄で

何かがおかしいと感じていた違和感は

私にとっては、「正論と共感力のズレ」だったのかもしれません…


皆さんはどの様にお考えでしょうか。