コスト低減をしたい製品設計者は「隙間」が大好き
過去に携わった製品開発において、
陸海空の輸送に限らず混載便(隙間搭載)をよく利用してました。
また、イオンプレーティングにおいて、
正規の対応であれば「釜」の購入を行い、
ワークの吊るし治具の作成が必要になります。
正規の方法ではコスト高になりやすいところ、
他社製品との抱き合わせコーティングであれば、
材質と色は他社と同様の条件の作成になりますが、
窯の中に隙間さえあれば他社品加工のついでで
同ロット工程に入れてもらえれるために格段に費用低減が出来ます。
(勿論、加工企業により、条件/状況は異なりますが、
加工企業も釜に隙間がある状態よりは、詰まっていた方が利益になる為、
交渉により対応頂きました。)
同様に、金型においても、様々な企業から話を聞くと
「増産」対応でタクトや段替えに限りなく影響が出ない範囲であれば、
他社製作型と一緒に製造してもらえれることがあります。
先日は、途中工程品までを他社金型のプレスで制作してもらい、
途中工程の抜き取り品に対して、工作機械(旋盤、MC等)で仕上げ頂き、
自身が最終形状で欲しいサンプル研究品をつくってもらいました。
(既に保有している金型の条件の方に、製品設計側が合わせ込みをして作成をしました。)
今回、私はプレス、金型屋は様々な会社様の多種多様な
金型を保有していることに目を付け、
増産抜き取り対応を小ロットで行う場合は
対応して頂けるか調整を行ったところ、
ご協力をして頂ける企業様があることが分かりました。
スタートアップや小ロット生産、試作品対応等は、
上記内容に限らず、工夫と交渉次第で大きくコスト低減が出来ることがあります。
私の得意とするところで、現在は海外向け自社製品を
個人事業主レベルで細々と研究/開発を行ってます。
皆様の参考になれば幸いです。
(お互いにWin-Winの関係だからこそ成立する方法の為、
金型屋や塗装、鍍金屋にご無理を言わない様にして頂きたいです。
倫理観の匙加減による自己責任でお願いします。
あくまで、交渉したら加工企業様にもニーズがあった為に、
応じてくれたというお話しになります。)
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