創業塾の同期と飲み会をした際に、マニキュアを生業とする方がビジネスで

伸び悩み困っていましたので、アドバイスをさせて頂きました。

お話を伺うと「技術の向上」に注力し日々頑張っていました。

非常に優れた技術をお持ちなのだと思います。

そこで、いつもお客さんとどの様にマニキュアを行っているのか

実演シミュレーションをして頂きました。

他愛のない会話をしながら、日々お客さんに対して

対面でマニキュアを行なっている印象です。

爪の中のキャンバスに意識を集中し、注力をしておりますが、

全体感の雰囲気作りにおいて他者との差別化が失礼ながら

出来ていないのではないかと思いました。

ここで、「マニキュアを生業とする方は、マニキュア技術を磨くのは当たり前で、

差別化意識により、オリジナリティが出るのか?」

について話をさせて頂きました。

私もまた、経営の思想を教えて頂ける方と、この議題について同様の話をしたばかりで、

私自身もまた、技術力だけではいけないことに対して、

深く理解して腹に落とし込む必要のある大事な事柄になります。

五感に訴えるライブ感・エンターテイメント感が接客には大事であり、

例えば、マニキュアの合間にちょっとした、サプライズ演出を挟むことで、

お客さんを感動させる工夫と差別化を考案し、

オリジナリティを出せることは沢山あるのではないかとの話をしました。

最後にもし私がマニキュアを生業とするなら、

「ドクターフィッシュネイル」は手軽に始めることができ、キャッチコピーは、

「角質落としてお肌ツルツル、爪はピカピカ、あなたもこれで手タレの仲間入り」

にすれば良いことに辿り着きました。


きっと、技術者が世に提案する自社製品開発もそういうことだと思います。

SS400(鋼材)は330円/kgの原材料価格で、

コンビニで販売しているお水やお茶と同価格帯になります。

それに対し、如何に付加価値をつけて、オリジナリティを出すのか、

利益を出すための工夫を戦略・戦術による思想だけに留めず、

自身に降りかかるリスクを明確化(差の見える化)したら、

最後には腹をくくって、販売実現をする「決断」をする事を今年は実現をします。

考える工数は大切な人生の時間です。

きっと80歳の裕福層の方は、全財産を投げうって40歳に戻れるのであれば、

ためらうことなく、全財産を投資する方もいると思います。

私はお金は何かを実現するための「手法と手段」のツールだと思っています。

だから、お金より人生の時間を失う事の方がよほど大きい損失です。

考えで留めるほど大きな損失はないと考えることとし、

「決断」について今年は特に意識をしようと思います。

(たまたま過去に何気ない製品が売れたことはあります。

企画を練って、世に対する売れる仕組みの本質の理解を得るために

自身で「決断」し、実現するのが今年の目標になります。)