突然ですが、私はバイクレストア以外に、チェンソーを使って近所の木材を

伐採させて頂き、その木材を用いた自宅の家具製作が好きなので、

DIYを趣味のひとつとして楽しんでおります。

なるべく治具や簡易設備を製作せずに手作業にこだわって作るので、

ちょっとした加工ばらつきでいびつな形状が出来上がる事が多く、

それもまた様々なものづくりの経験だと思い楽しんでおります。


一方で、その様な経験をしていると、どの様にしたら綺麗に木材を接合させることが

できるのか次第に興味が湧いてきて、

木造建築の接合方法である、継手(つぎて)、仕口(しくち)、組手(くみて)、

差口(さしぐち)、矧ぎ(はぎ)等を学ぶ事で、次第に自分でも再現をして

作ってみたくなり、熱中をすればする程、寝食を忘れる程の

ワクワク感と集中力が生まれてきます。

ここで、ビジネスにおいても、設計者自身が、趣味や興味のあることを

製品開発の企画のベース案にする事で、ワクワクするものづくりに取り組むことに繋がり

購買者もまたそのワクワク感のニーズに

共感・感銘を受ける事でファンになり、小さなマーケットが

生まれることがあると考えております。

開発者と購買者を繋ぐSNSを利用する事で、次なる製品を皆で育て上げたり、

購買者自身がアレンジをしてSNS投稿をしたりする等で

ものづくりの本来の醍醐味を皆で共感し合えるのが、これからのものづくり現場では

良い方法のひとつではないかと思います。

理屈・理論・指標等の数字を大切にする職業である設計者ですが、

ものづくり本来の楽しさであるワクワク感、熱量の高さ等の、

数値やデータで表れにくい、感情や共感力もまた、

私達が忘れがちな大切な製品開発の要素の一つであると私は思います。

現在、私自身の趣味・興味・ワクワク感を潜ませた自社製品開発における

設計構想段階であり、試作品が出来上がる目安は、

2022年の年末頃〜23年の春先頃になるのではないかと見込んでおります。


「もっとこうした方が良いよ」「このような手法・工法があるよ」等の

皆で育て上げるたたき台の様な試作品と市場投入トライに繋がっていけば良いなと

思い、コツコツと隙間時間で試作品を仕上げております。

(2023年5月末日に、試作品作成の前段階の3D-CADデータの構想内容を

 知り合いに紹介したところ3社の商流関連の社長さんをご紹介頂ける目途がたちました。

 そちらの業界の方達向けに、私自身がワクワクする製品の開発を行いたいと思います。)


設計者の皆さん、ものづくりを楽しんでいますか?