様々な職場の「製品設計」のやり方や設計思想を拝見させて頂くと、
各所の「製品設計」現場での沢山の困りごとや問題点

見えてきます。


「従来形状(各々の企業様が保有する設計成功例のノウハウ)」から
新形状の開発製品設計をする際に、安易に「差」がないと判断してしまい
(もしくは、そもそも「差」の判断をしていない)、
「CADデータ作成と簡易強度計算(静解析)のみで設計判断をすることによる
未然防止の意識の欠落やマンネリ思想の設計になっている」
ことがあります。

一方、

「要求仕様の数値目標による机上計算に業務ウェイトの意識や
工数を取られすぎることにより、実際の作り手である製造側要求の
考慮や折衝配慮が足りていないため、実は折角設計計算により導き出した
数値が机上の空論やコスト高になってしまう」
ことのケースの問題点の背反を多く目にしてきました。


どちらの内容も品質不具合を含めた設計開発や各々の企業様全体の
問題を抱えてしまうことがあります。
企業様の昔からの成功体験の蓄積によるイノベーションのジレンマ解消が
困惑を極めている事も実感しています。


そのようなときに、少しでも自分たちとは違う業界・設計思想を経験した方を招き入れて、
従来の設計方法を一気に変えるのではなく、新しい思想を
「徐々に融合」させていくことにより、現場の変化の「差」を明確かつ定量的に
コントロールをしながら、日本の様々な企業さん達の「活性化」に
少しでも私自身がお役立ち出来ていけたら良いなと考えて、
会社員ではなく、個人事業主として起業をする決断をしました。


私も時代の変化による対応やこれから触れる様々な方達の設計思想により、
考え方も日々、進化・変化していくと思います。
しかし、「欲するのではなく、与えることこそプロ」
思想マインドのもと、柔軟な発想が出来る様に考えて行動をしていきたいと思います。