私のブログでは、
あえて4力学や機械要素、図面化等において、
「書籍」「動画」や「世の中のありふれた情報」などの
ご自身で独学で学べる方法・内容においては
なるべく記載をしないように気を付けてメッセージを発信しております。

「知識」は設計を行う上で、非常に大切な事柄ではありますが、
その前に
「そもそも自分が何をやっているのか全体イメージが湧いていない」
「何から勉強して良いか分からない」
「やらされ感から、自分自身できちんと設計を行っている感覚が身につかない」

の対応方法については、
自分自身の取り巻く設計環境に照らし合わせた「知識」だけではなく、
様々な「経験/体験」を行うことで、
設計者各個人の腹落ちが必須条件になると思います。

「一人前の技術者を目指す若手」の大半の方は、
「知識」の習得の方を優先的に行う行動傾向が多い印象です。
「経験/体験」の身に着け方が、いまいちどのようにしたらよいか分からないために
疎かにしている方も数多くいらっしゃるのでないかと推察します。

中々、現在の職場では、
 「失敗は許されない風土」
 「挑戦をさせてもらえない」
 「そもそも誰にも設計を教えてもらえない」との
想いがある方もいらっしゃると思います。

まずは、自分の成長戦略は自分自身の責任との想いから、
自身が手掛けている設計業務で、類似形状/機構/事象がありそうな
 「捨ててしまう家電を分解」
 「大人の科学マガジンを購入」
等を活用すれば、様々な体験ネタも十分に身近に転がっているのではないでしょうか。
自ら「設計で困ったとき」には、身の回りに類似の解決手段はないのかと
アンテナを張るように自分自身で工夫をしてみて、
きちんと”観察体験”をしてみるのも「経験/体験」の蓄積や、
最終的には、活路を見出す能力の向上として役立つかもしれません
その際に一番重要になってくる事は、
業務で行っている設計内容を頭にイメージしながら
様々なモノに触れて、「自分自身で興味をもつことで、意識が高まり、発見をすることで腹落ち」に
繋がる事が多いと私は感じております。
百聞は一見に如かずみたいなもので、
ただ、視覚情報から得て、頭でなんとなく理解をするより、
うんと腹落ちが出来、説得力も上がるのではないかと「ご提案」させて頂きます。